先日セミナーうけた時に話が出ました「早い」と「速い」
早いはやることが早い。
速いは速度がはやい。
忙しい会社だから見積もりが時間かかるわよねって言われてショック。
ダメですね。
「早い」
を意識しないといけません。
例えば見積もりやメールの返信は頑張れば「早く」できます。
(プランを伴うものは別ですが。。。)
30日かかるものを20日でやってと言われても無理な時あるでしょう。その場合の
「速い」は個人の能力や人員の確保等複合的な要素が多く影響します。
どうにもならない部分あると思います。
こんな風に「速くっていわれても・・・・・」
でも「早い」。と誠実さを感じます。
相手の対応が早いと好印象を抱きます。
頑張ればほとんどの事は「早く」出来そうです。
ただ今からの自分に言い聞かせます(笑)
早く!!!!!
仕事をする上で速いというのは大変な武器です。
でも、、、、
最大の武器は誠実にやる事だと思います。
その仕事が良いか悪いかを考えながら、、、、、
最近嬉しいことがあります。
現場で打ち合わせや雑談をしていると、職人方から
「こっちの方が家のために良いよね。」
という言葉が多く聞かれる様にまりました。
同じ仕事を速くこなすのが良いに越したことありません。
でも、いつもより少しの手間をかけた方が良い場面があります。
そういう場面で、全ての場面で迷わず家のために良い方法を選択しなければなりません。
その場しのぎの施工ではいけません。
ずっとずっと先の事を考えながら次の一手を選択しなければなりません。
家にために良いということは長持ちするという事。という事は施主さんにとって良い事。
長持ちすれば次の世代に住み継ぐ事が出来る。
という事は地球にも優しい。
パリ協定にも貢献できる。
うん。
先月は、私が5年ぶり位に発熱し、なんと人生初のインフルエンザ。
完治してさあ!!!気合いれていかな!!!
と思ったらひどい胃腸炎。2週間苦しみ、、、
やっと落ち着いた!と思ったら。。。
長男が足を引きずりながら帰宅。
→整形外科・・・ヒビが入ってるって事でギプス&松葉杖
翌日次男が膝と足首が痛い。「病院連れて行って」
→整形外科・・・・(たいしたことない)
ひびが入った長男は、今日再診で、2週間ぶりにギプスが外れ快適みたいです。
明日からサッカーやると言っているけど、さすがに嫁にとめられていました。
これでしばらく病院もいかなくて済むでしょう(笑)
古民家再生議員連盟会議で古民家の持っている力、文化的価値の素晴らしさ、
そこは再確認できました。では、それをどうやって有意義に活用し子供たちに残すのか。
日本の文化を少しでも残すことが出来るのか。。。。。。
そう、きちんと残すことは私たちの得意な部分です。
ではそれからは、、、、、(活用不得意ですね)
全国20カ所での統一したコンセプトでのブランディング。
観光庁のビジットジャパン事業
インバウンドKOMINKAプロジェクト
私たちも仲間で話し合い、20都市に手をあげました。これから大きく動き出すでしょう。
宮崎の仲間としっかり手を組み、未来の子供達のために!
昨日、古民家再生議員連盟の会議に出席してきました。
今回で第二回目です。代議士さん方による議員連盟。
その会議です。
衆議院第一議員会館に行き会議に参加させて頂く。
日常ではなかなか出来ない経験です。
そこでフランス人の静岡会員さんのダビィさんが話している時の一コマ。
進行役の代議士さん。「ダビィさん座って話して良いですよ。」
ダビィさん。(一旦座るがすぐに)「立って話しても良いですか?」
皆(笑い)
ダビィさん。「立って話した方が皆さんの顔が見えて良いです。」
気遣いと主張。
両国の文化を少し感じた瞬間でした。
ダビィさんの話
フランス人は体験型の旅行が一般的だ。旅をし、その土地の生活に触れ、体験をし、
その土地を感じる。日本にはまだ素晴らしい文化がたくさん残っています。
古民家と日本の暮らしは素晴らしい日本の文化遺産です。外国から来た人はきれいなホテルも
良いけど日本の田舎の暮らしを知りたがっている。
身近にあったら良さが見えにくいものですね。
外国人の視点からみた日本の印象が新鮮でした。
今年も椎葉村の「重要伝統的建造物群保存地区」
の工事をさせて頂いております。
私もずっと現場にいたいのですがそうもいかず、山田君の成長を期待して
可能な範囲任せようと決めました。
そんな彼から、今日電話が。
撤去した板の処分方法が予定と変更になったとの事。
私もすぐに最善策が思い浮かばず、「んーーー」
すると山田君から
「自分が考えたのは~~~。」といい案が。
よしそうしよう。と返事する私。
ほんの少しの事ですが、自分の中で方法を考え問題に対処しようとしてくれた事が
とてもうれしく思え、彼の成長を感じました。
今日は午後から東京出張。
時代を動かす古民家再生議員連盟の第二回目会議。
古民家活用促進会議(インパウンド古民家協議会)
二つの会議に出席して明日の朝一、宮崎に戻ります。
『古民家耐震パネル型面格子壁』
その名の通り、古民家(伝統工法)の耐震壁に使う面格子です。
一昨日までの内容で、伝統工法と在来工法の違いはざっくりと理解頂いているとして
(えっ?、説明へた??ごめんなさい。笑)
全国の認定ハンドプレカット工場でしか製作出来ない
『古民家耐震パネル型面格子壁』
力をいなしながら地震に耐える、伝統工法の古民家の耐震に最適のパネルです。
伝統耐震診断
その建物固有の揺れ方を測定、解析して評価し、耐震に対して安全なのか危険なのかを判断。
その後の耐震補強の方向性を決定付けます。
伝統耐震診断の様子です。
家の外と中に測定器を置き、データをとります。
実際に行った古民家の耐震補強です。
昨年、熊本大分地震で全国古民家再生協会による被災地支援の一環として行いました。
筋違いではなく
『古民家耐震パネル型面格子壁』
にて補強。
ん???何そのパネル???
はい、明日のお楽しみ。
昨日は日向市の亀崎にて平屋の住宅の上棟式でした。
お施主様おめでとうございます。
これから末永くお付き合いお願いいたします。
今回も自然乾燥木材、内部壁、天井仕上げは全てしっくい塗り。
南欧風ナチュラル住宅です。
昨日の続きは明日書きます(笑)
今日でまとめきれるのか(笑)
伝統工法と在来工法の違いを何となく理解いただいたところで、、、
現在新築されている住宅は99%が在来工法だというデータがあります。
なぜでしょうか。伝統工法も優れているはずなのに>>>
(写真1、伝統工法の建物)
はい、おととい書いたように建築基準法で認められていないからです。
平屋の住宅なら基礎に固定しなくてもよい
(礎石の上に置いてあるだけの伝統工法の事を言っているのだと思われます)
と基準法に記載があります。でも、瑕疵担保保証やらなにやらで金物を取付けなければ
家を建ててはいけないこととなっています。当然、増改築時にもそれが適用されます。
(写真2、在来工法の建物)
ので、伝統工法の建物に増築する時や、改修する時は、在来工法のやりかたで
工事を行っていることがほとんどです。耐震に対して違う考え方の建物が
混ざっているのです。実に多いですね、こういう建物。
違う揺れ方の建物をつなぎあわせると、、、ダメなのです。
その建物が持っている揺れに対する性質『固有周期』が違うために非常に危険なのです。
そんな建物を耐震診断できるの???
ってことで
『伝統耐震診断』の出番!!!
伝統耐震診断は、診断する建物に専用の測定器を時下においてその建物を測定します。
机上での計算ではなく実際にその建物を測定します。
測定器を家の外の地面と家の中にそれぞれ置き、地面の常時微動振動が建物に
どういう影響を与えているかを測定します。
伝統工法ならしなやかなのでゆっくり揺れる。
在来工法なら強いので早く揺れる。おおまかにいうとそういう特徴がわかります。
なのでごっちゃ混ぜになった建物でも、伝統と在来どちらの性質がより出ているのかで、
その後の耐震補強の方法が全く異なってきます。
そう、実施に建物を測定してその建物を診断するのです。
今までの木造の耐震診断では画期的な事だと思います。
はい、まとめきれなかったのでまた明日も!!
明日は実際の耐震診断の様子と伝統工法の建物の耐震補強様子を書きましょう。
伝統工法 と在来工法の違いは。。。。。
一番の違いは耐震に対する考え方です。
在来工法は筋違い(すじかい)を入れて耐震します。
(写真1・筋違をいれて金物で補強している様子)
一方伝統工法は、水平方向の部材で構成され力をいなしながら
耐震します。(私たちは制震的構造と呼びます)
(写真2・水平方向の部材を幾重にも重ね、地震力をいなします。)
構造力学的にはどちらもピン構造で同じ部類ですが、
実際の揺れ方は異なります。
どう違うのか。それをどうやって証明するのか。。。。。
続きは明日(あ、昨日も言ったいような、、、、、)
伝統工法をさわる(改修する)上で最も
ネックなのは耐震でしょう 。
間違いないと思います。
なぜネックなのか。。。。。
それは現在の建築基準法と合致しないからです。
現在の建築基準法(昭和25年5月25日制定)は在来工法に対する基準。
古民家と言われる伝統工法の建物は、それ以前に建てられたものが
ほとんど。
んじゃ、
基準が無かったのだから伝統工法は耐震の考えていないのね。
って事はない。ないのです。伝統工法ならではの素晴らしい
先人の知恵が詰まっているのです。耐震というより、
地震力をいなしながら逃す制震的構造。
構造力学的には同じピン構造でも在来工法と
伝統工法では明らかに構造に対する考え方が違うのです。
同じ補強の仕方では矛盾が沢山出てきます。
じゃあ 、どの建物が伝統工法でどの建物が在来工法なのか、
区別のつけ方は、、、、、
職人の知識と経験と勘。。。
いや 、それも大切ですがそうじゃない。
続きは明日。。。。。
古民家鑑定。
これからの住宅流通には絶対に欠かせないインスペクション(住宅の現況調査)。
その中で、古民家に特化した調査方法が「古民家鑑定」です。
ご存知の方も多いかと思いますが、伝統工法の古民家は
建築基準法に合致しません。
なぜなら古民家(古民家の定義はまた後日)
が出来た時はまだ建築基準法が制定されていなかった
からです。(建築基準法は昭和25年制定。)
そこで誕生したのが古民家鑑定。
519項目に及ぶ 調査を行い、その建物のコンディションを
調査します。
屋根、壁、天井、床、白蟻被害の有無、水回りの状況、
地盤や道路、損傷の要因となりうる外的要因が無いか。
などなど、、、
519項目調査し、数百枚写真を撮り、間取りを書き、役所に行き用途地域や
災害危険地域の指定が無いかや道路の種別などを調査。
これだけ調査して依頼者の負担は10万円。
これを高いと捉えるか安いと捉えるかは、
住まいに対する「意識」次第(笑)
だと思います。
しっかり調査して、根拠のある改築を。
日向市の美々津町で古民家の相談があるので。と知人と会いました。
購入を希望されている方も同席。専門的な事が聞きたいと相談を受けました。
ブームですね。でも、それで終わったらだめですね。
本物が良い事が少しずつ浸透して来ているのか、それともただのブームなのか。
いずれにしても古民家をはじめとして、古いものが注目されるのは
良い事だと思います。
なぜ、古民家が優れているのか、弱点はどこなのか。
少しでも多くの人に理解してもらって活用頂きたいです。
そこで、提案させて頂いたのが
「古民家鑑定」
「伝統耐震診断」
「古民家床下診断」
の三点セット。購入希望の方に、その
内容や必要性などを理解頂いた後の会話。
「今後絶対に必要な事ですね。インスペクション(現況調査)
の必要性が理解出来ました。
で、おいくらになるの?」
私。「3つのインスペクションで25万円です。」
その方「安っ。ぜひ調査お願いします。」
そう、内容と必要性、特に専門性が高い伝統工法の古民家
の事を理解して頂ければ、3つの古民家専門のインスペクションが
25万円なら絶対に安いと感じるはずなのです。
人間ドックと同じ役割を果たしてくれる
「古民家インスペクション」
これからますます重要性が増してくる事は
間違いありません。
先日、県外からのお客さんと県庁を訪問しました。
いつもの見慣れた光景に、思いもよらない言葉が。
お客さん。「えっ、いまどき守衛さんいるの?しかも誘導係までいる。」
私。「えっ、守衛さんいないと逆にどうやって管理するのですか?」
お客さん。「自動精算機」
私。笑、、、、、
でも、私、、、そんな宮崎 好きです。
先日伺いました綾町。
古民家鑑定のうちあわせでした。
現在綾町では「綾雛山祭り」が開催されています。
綾では昔、長男に女の子が生まれた際に桃の節句に家の中に雛山を飾っていたそうです。
今では家庭ではすっかり見なくなったと。
そこで!なのでしょうが町中雛山で大にぎわいでしたね。
お店や物産館、シルバー人材センターや病院跡の古民家。
設営は町の方々が行なっているそうです。
家庭に眠っている人形などを持ち寄ったり寄付してもらったりしてすごい数の雛飾りでした。
そこであるお母さんが、
「古いものが欲しいけど中々見つからないのよ〜」
って。
「みんな捨てちゃってて。」
その中でも古いものを大切にしている人たちが
素敵な年代物の人形や着物などが沢山飾られていました。
ある方は、自分が子供の頃に着ていた着物を飾っているのよと紹介して下さいました
歴史があるものは素敵ですね。
改めて過激。