先日、我が家の現場に 長男を連れて行きました。腰が痛くて不自由な私を気づかってついてきてくれました。
やさし〜 ヒュ〜〜
そして、材料運んだり、掃除したり、床の自然塗料を塗ったり、
楽しそうに手伝ってくれました。
これが中々、筋がいい!(え?親バカかって?はい、そうみたいですが?)
私が作業しようとしたら邪魔なものどかしてくれたり、ブロアーでゴミを吹き飛ばしてくれたり。気がきく〜
そういえば、年末年始私が寝たきりの時も、介助が抜群に上手でした。
将来、自分に向いた好きな仕事を見つけて欲しいものです。(ちなみに、学校での発表では「スポーツ関係の仕事」って言ってたらしいです)
帰りに、頑張ってくれたからバイト代やるわねって言ったら、「いらん!」って言われちゃいました。
え?そこも気を使ってくれてる?(笑)
長崎に行くために、高千穂町に住む友人に情報はもらっていました。高千穂→高森峠→熊本。ちょっと積雪あるけど普通に通れるよ!
って。でも、、、
ネットで調べるとチェーン規制ってなってるし、ライブカメラの映像も結構ヤバそうだし、、、ちょっと最近ビビりな私は、大分廻りで行くことに。(てっちゃん、あなたのこと信用してないわけじゃないからね(笑) 情報ありがとう)
って事で大工棟梁検定会議(東京)、国交相勉強会(長崎)と最高の2日間を過ごしてきました。
古いものを受け継ぎ未来へその文化を残す事。
新たなものをつくり未来でもその価値を認めてもらう事。
残す事も大事だし、つくりだす事も大事。
古いものを受け継いで未来へ残すために「活用」する事、もっと大事な気がしてきました。私達で言えば古民家の「活用」
また自分たちが新たにつくったものを次の世代、また次の世代と有効に「活用」してもらえるように本物をつくらないといけません。
痛切に感じた2日目でした。
4年目になる平成の大工棟梁検定の会議に中国、四国、九州沖縄の担当として本日参加してきました。(日帰りで(笑))
青山で会議があるのですが街がオシャレですね。残念ながら今回はお店散策する時間が確保できませんでした。
って事で、、、日本の木造建築の技術を広く残すためにも大工さんの育成は急務です。
50代、60代の大工さんは割と多い気がしますが若い大工さん、少ない!
原因は色々あるでしょう。
なら問題を改善して計画的に育てないと。という事です。
はい。
素晴らしい取組と思います。全国で講習試験、大工棟梁になるための心得などをベテラン棟梁達から学べます。未来の日本の木造建築を支える大工棟梁が一人でも多く育ってくれる事を祈り、少しでもその力になれるように努めたいと思います。
でも、中国、四国、九州沖縄地区の担当って、広くない?(笑)
それにしても寒い!寒すぎます。シーズン通してこんなにずっと寒いのは記憶にない!毎朝車に乗ると気温が氷点下。
おい、ここ日向ぞ!って毎朝出発前の車外温度計見てつぶやきそうになります。
って事で30ミリ厚、杉のフローリングを自社でつくっています。(自宅分だけね)
初めての試みですがきっと上手くいくでしょう。確定。
長所〜自然乾燥(木、本来の特徴を損なわないので人工乾燥フローリングより長持ち)、人に無害、材料費が安い(人件費入れても安い)
短所〜将来収縮する(自然乾燥で木が生きているため動く)、手間がかかる
自宅なので短所には目をつぶります。まあ、長所と短所比べても長所の方が勝ちます。
確定。
本来は、日本の家はこうやって自然の素材を生かして造られていたんですよね。
木、土、石、藁、い草、茅、紙、、、
自然の素材の良さを殺さないように手を加え、どうやったら長持ちするかを考え造っていたのだと思います。決して造り手の都合では造っていなかったはずです。古民家さわるといつも感じます。
現代の家づくりにも言える事のはずです。少しでも近づきたい。
昨日は全国古民家再生協会宮崎支部の例会でした。ちょっと参加人数少なかったですが、今年の年間取組目標、全国の取組、国の政策、大いに学ばせていただこました。
将来古材(こざい)に「エコポイント」制度を!という再生協会の取組がありまして、それに合わせてブナの木換算の勉強!
木は二酸化炭素(co2)を吸収し炭素を固定化して大きくなるんですね。
松の木1m3の古材を再利用すると!!!
なんとブナの木77本が1年間に吸収するのと同じくらいの量の「二酸化炭素」を削減できるらしいです。
こ〜ら再利用せないかんわ。
家の中が寒いのはみんないやだ!古民家も同じです。(基本、古民家寒いです)
セルロースファイバーを断熱材として使用しています。知る限りベスト。
与組では新築でも採用しています。断熱性能、(それだけで言うとまだ良いもの有りますが。) 機密性、ホウ酸少し入っているので害虫に強い。ウレタンなどのように経年劣化の心配が少ない。性能確保する為に吹き厚さが必要。(100ミリ程度)。初期費用が高い。やはり長所、短所あります。
でも、最大の魅力は、廃棄時に有害でない事。富士山の?合目観測所にも解体時の自然への影響を考慮して採用されているそうです。
廃棄時に害がないと言う事は人体への影響も(ほぼ)ないと言う事で、、、、、当然我が家でも採用。
グラスウール、発泡ウレタン、セルロースファイバー、断熱材の種類様々ありますがこれから家をつくる皆さんも調べてみると面白いですよ。知っているのと知らずにお任せでは少し違うと思います。
(そういう自分も、も一回勉強し直さんと!)
畳の下に敷く座板を敷きました。
昔の材料です。再利用です。当然ですがただの木です。人工乾燥でも集成材でもなく科学塗料塗っているでもなく、ただの木です。(あ、仮敷きなので板はもっと綺麗になりますよ)
ただの木が一番長持ちします。ただし、その木は動きます。割れるかもしれません。生きているので。
ちなみに、杉のフローリングも併用して張っています。それぞれの変化を比べようと思います。
いや〜休みました。休めるもんですね。
今週からやっと本格始動できそうです。
いつも、要領悪くて仕事に追われて、連休なんて取れないと思ってたんですが、、、
昨年末、12月21日に腰が痛くなり、数日後、死ぬほど痛くて救急搬送され何と2週間、通院以外はほぼ寝たきり。色々検査してもらったけど原因が分からず、最近だいぶ良くなってあと一息です。
その間、動けない私は人生初めと言っていいくらい、周りの人達に支えてもらっているんだなということを痛感させられました。動けない時は家まで治療に来てくれる先輩、毎日のように電話をくれて心配してくれる人、夜中にトイレ介助してくれる奥さん、ベットから起きる時、寝る時、優しく体を支えてくれる長男、靴下や靴を履かせてくれる次男、仕事帰りに様子を見に来てくれる親兄弟、心配した病院や治療院を紹介してくれる人達、そして私がいなくても現場をきちんと進めてくれる会社のスタッフ達。
死ぬほどきつかったけど、この20日間で少し考えが変わった気がします。
周りの人達の有難さ。もっと周りに感謝して生きないといけません。
今がある事は当たり前じゃないんですね。
そして休み。休みは出来るものじゃなく作り出すものなんですね。学びました。
今年は仕事に追われるのではなく仕事を追い、連休とります。(笑)
新年明けましておめでとうございます。平成30年も与組を宜しくお願い致します。
そして何より皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
美々津の古民家、一軒目、完成です。伝統工法の良さ特徴を残し、設備機器は新しくして現代の暮らしに適用させつつも雰囲気は壊さず。お施主様にも喜んで頂き感謝です。
また100年、手入れをしながらこの古民家を大事に使って頂けることを望みます。
物件の写真撮影が終わりましたら、HPやFBにアップします。気付いた方は是非ご覧下さい。