今日は技能五輪全国大会の激励式が行われました。
技能五輪というのは、23歳以下の若手職人が腕を競う大会です。
光栄なことに弊社から2人の若手大工が県代表に選出されました。
建築大工以外も左官、和食、洋食、理容、美容、洋裁、建具、家具、旋盤など様々な競技がます。
だんだんと少なくなっていく技能後継者。技術の進歩により省力化、より効率的に早く均一に。
人手不足なので生産性あげるためにもそれは素晴らしいことだと思います。
一方で、技能をもっている職人もゼロになったらいけないと思います。伝統的な建物を現場で扱うなどという事はどうしても人の手に頼らないといけない部分がでてきます。今後もその部分は無くしてはいけないんだと思います。
「最新技術(道具)による効率化」と「伝統技術継承者」
2極化でいいんだと思います。自分がどちらにやりがい感じるか。それはその職人さん次第。そして自分はどちらの家が良いか。それもその人次第。
今、周りよりも優れた技能を身に着けようと二人が必至で頑張っています。
第2回目となる 「大工の未来を考える勉強会」 を開催しました。
もう、「見て覚えろ」の時代じゃないんです((笑))
しっかり理屈を説明して何が大切か、わかってもらいながら勉強していく。
みな、とても賢いです。
今回は第1回に引き続き曲尺(さしがね)の勉強
さしがねを使う技術の事を「規矩術」(きくじゅつ)といいます。 これがまた凄いんです。大陸から伝わったとされる規矩術。
超理系。
L字型の定規に凄い能力が隠されています。
さしがねの表目と裏目。ご存知ですか?
年配の大工さんあら当たり前に使いこなしていた技術。
でも、今その技が必要なくなろうとしています。
まあ、今はプレカットがあるのでその技術がなくても新築の家はできるのですが、、、
古民家や改修工事では必要となってきます。
そして、大工さんなら絶対に習得してもらいたい技術。
少しでも貢献できれば。
先週、門川町にて無事に上棟式が終わりました!
約60坪の2世帯住宅です。60坪ともなるとだいぶ大きいです。
普通、建て方作業時のクレーン作業って、1日なのですが、、、
初めて3日間クレーンを使用しました。
大きいだけあって、いつもの住宅より少し時間がかかりますが、事故のないよう、手抜かりがないよう工事を進めます。