HOME >

伝統的な左官技法 三和土の施工を行いました

投稿日時: 2019年2月20日

美々津町、重伝建地区での工事がまもなく終了します。

仕上げの左官工事で、伝統的な技法の三和土(たたき)を施工しました。

とはいっても今回は量が少なく、自然石のまわりの目地詰めのみでした。が、普段あまりやらない技法です。左官やさんも伝統技法継承のため、ご自身のスキルのために喜んでやってくれます。

三和土・・・文字通り三つの素材を混ぜてつくります

1、赤土

2、石灰

3、にがり(塩を精製したあとに残る液体です。とうふの凝固剤としてもつかわれます)

この3つを撹拌してただの赤土が固まります。主に石灰が赤土を固める役目をはたしてくれます。昔の人の仕事にはつくづく感心しますね。

身近なものでつくる。なおかつ自然のもの。一番です。

今は現実的に全てを自然の素材でつくるというのは難しいですが、伝統的な技法を少しでもつないでいけたらな、、、と最近つくずく思います。

あ、私、、、なんでも試したくなるので以前、にがりを少しなめてみました。

分かってはいましたが、

ちょーーーー苦いです(笑)

苦汁とかくだけありますね(笑)