私と社員2人、左官職人の(株)ナゼヤさん2人の計5人で茅葺き研修に出発しました。
宮崎空港→伊丹空港→奈良見学→京都視察→富山県合掌の里で2日間の研修。計4白5日の行程です。
昨日は初日移動で奈良県の薬師寺と法隆寺を訪れました。
昭和の大棟梁、西岡常一さんが再建された西塔、1,200年の歴史がある東塔。5重塔に見えるけど、3重塔なんだそうです。実は。
その後、法隆寺へ。世界最古の木造建築物として知られていますがその維持管理には、先人達の驚くほどの努力が詰まっているそうです。柱がひび割れたり、風化により節に穴が開いたりしたら都度埋木で補修。柱などは傷んだ部分のみ継手などで修繕。そんな事を永遠に繰り返し建物を維持させている。そして、何と言っても300年に一度、建物を解きほどき大改修を行うそうです。
私たちも100年もつ建物を造りたい。そう思います。古民家もそうですが石、木、土で造る建築。それが一番長持ちするんだな。と改めて実感。便利な建材は沢山ありますがそれに頼りきらず、取捨選択しながら「いい家」づくりに努めたいと思います。
朝練してます。
弊社24歳と21歳の、未来の棟梁を夢見る若手大工。
現場での仕事はまずまずできるようになりました。
本人たちには遅くても30歳までには独立できるように!って話してあります。本人たちもそのつもりになていると思います。でも、同年代の大工の中でも抜け出してもらいたい。と思っています。うちを巣立って行くときに胸を張って巣立って行けるように、又私たちもそうやって送り出したい。そう思うようになりました。
そこで!現在特訓してます。本人たちの希望もあり、朝6時から7時までの1時間、さしがねの勉強して、現場だけでは身に付けるのに時間がかかってしまう技能を身に付けようと必死です。現場での作業と基礎や特別な技能、少し分けて考える必要があるのかなと。
きちんと大工技能を身に付けたら、将来無敵になると思います。朝寝坊することもありますがそれぞれの目標を持ってみんな頑張っています。
私も負けないように!(笑)
工業高校の3年生で「大工になりたい!」という生徒がうちに大工体験にきてくれました。半日という短い時間でしたが楽しんでくれた?みたいです。
13時!事務所で待ち合わせ。20分くらい早くきてました。自転車で!えらい
少し話をして日向市向江町の新築現場へ!
キッチンカウンターの下地を作る作業を私と一緒に体験してもらいました。
まず、さしがねを使って切墨をつけて手のこで寸法通りに切っていく。
これがなかなか!鑿やインパクトドライバーも使用し
「うわ!難しい!」とかいいながら。なんか楽しそう。
大工になってくれるといいな。。。そんな事を思いながら私は作業を見守りました。
今の10代、20代の人たちが木を読み、規矩術を駆使し、大工技能を身につける事ができれば将来無敵でしょう。ずっと思ってますが間違いないでしょう。確信しました。
まだ職人が多い50後半〜60歳代の技能を持った大工さんがいるうちに継承しないと。ますます思いました。
育成、ほんとに大切ですね。
明日は早朝特訓14日目!5時起きで若手職人と頑張ります!
さしがね特訓12日目が終了
思ったより進まない(笑)
でもいいんです。自分で考え、悩み、解説書を読み、答えを導き出す。
教えた方が早いですが、教わるより自分で考えた方が絶対頭に残りますよね。
少しづつですが進歩してます。
さしがねを駆使する「規矩術」きくじゅつ
には正解があります。数学ですから、完璧な数字が出てきます。
と言っても、電卓で出す方法もありますが、実際の木材の大きさや屋根勾配の決まりに合わせた技が物凄いんです。それをさしがね1本でやります。
1つの墨を出すのにいく通りものパターンがあります。全く異なる技法でも答えは同じになするです。凄いですね。
どの求め方を選択するかは本人次第です。
来週の成長にも期待です。
今日は早朝さしがね特訓の7日目でした。朝早くからみんな頑張ってます!
当初は5日間の予定で、その後課題の模型を作るつもりでしたが『まだ無理!』
って事で延長戦で7日目に突入です。模型に突入できるまであと数日必要かな、、、
先週は月〜土曜日まで特訓やって、日曜日休んで今日は月曜日。
日曜日は1日中頭が完OFF!になってた子は課題が後戻り(笑)
若いので遊びも大切ですね。
頭の中が完全OFFになると特に覚える途中は影響が大きいみたいですね。完璧後戻り。まあ、その繰り返しかもしれませんが。今日はそんな子もいました。
休みの中でも片隅にさしがねの事がある。イメージトレーニングしてる。みたいなの理想ですね。