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集成材の事

投稿日時: 2018年2月20日

集成材。

 

3cm程度に薄くスライスした木を接着剤により張り合わせた材料です。

まあ、一般的に出回っているので皆さんもなじみはあるかと思います。

構造材としてだけではなく、例えばテーブルや、家具など様々なところで目にします。

家具材↑、柱材↓

 

長所

・材料に狂いがでない

・製品のばらつきが極めて少ない

・湾曲材などの加工が可能

(日向でもよく見かけますね、日向市駅や学校の体育館など)

短所

・接着の方法、接着剤により耐久性が大きく異なる

・無垢材より耐久性が劣る(使用環境により異なると思いますが一般的にはそういわれています)

・経年劣化する(私の予想!)

最近はCLTという集成材が注目を集めていますね。

従来とちがい木を直行方向に張り合わせていく集成材です。公共建築などの大断面集成材として使用されるケースが多いようです。良いことだと思います。山全体の事こ考えれば、過剰供給の杉を積極的に使用できるなら、集成材の技術がすごい貢献してるんだと思います。国も大断面集成材を使用して国産材の有効利用押してますしね。

 

集成材といえば湿気に弱く、水に濡れたら劣化してはがれるイメージがありました。(実際昔のはそうでした)

でも今の集成材は接着剤がいい!ためしに端材を水に浸し続けたり雨ざらし日ざらしにしてみたりしたけど接着面がはがれないんですね!すごい。以前のイメージはなくなりました。

そして無垢材と比べて強度が強い!というイメージ。これもどうやら間違いみたいですね。同じ樹種ならそれほど差はないみたいです。

 

大規模建築には集成材良いと思います。(大断面がつくれますし)

 

だんだん進化していく集成材、それに欠かせない金物工法。素晴らしい。

 

でも一般住宅には天然乾燥させた木材と職人の技!のほうが似合っている気がします。

 

あ、集成材が長持ちするのか、知りたい、、、