少し時間が経過しましたが、門川町の二階建て住宅が完成しました。
宮崎県産の自然乾燥させた杉を主構造材に使用しています。
その他、土台は檜、内部造作にはケヤキや栗などの名木。
通し柱は5寸角。丈夫です。通し柱は1階から2階までつながっている6mの長い柱で、各方向から横架材が差さって来るために断面欠損が大きい上に力がかかる重要な柱です。そのため5寸(150ミリ)角とサイズを大きくしています。
内部は漆喰を多用しています。
その他、おしゃれなタイル😀
外観はしばらくして施工事例にUPしま〜す!
皆さん、コロナで大変ですが最大限の注意を払い経済活動やっていきましょう!
昨年10月に上棟した門川町の2世帯住宅が大詰めとなってきました。
今回も県産自然乾燥材をふんだんに使い、部分的に構造材の梁を現しとして見せています。
木が空間にあるとおちつきます。何故なんでしょう?
残り少し、職人さんたちと精魂込めて頑張ります!
先週、門川町にて無事に上棟式が終わりました!
約60坪の2世帯住宅です。60坪ともなるとだいぶ大きいです。
普通、建て方作業時のクレーン作業って、1日なのですが、、、
初めて3日間クレーンを使用しました。
大きいだけあって、いつもの住宅より少し時間がかかりますが、事故のないよう、手抜かりがないよう工事を進めます。
今年も県内各地から8名の大工さん、大工さんのたまごが参加してくださいました。
全国古民家再生協会での取り組み
全国19会場で開催しています。
を育てる取組。 宮崎会場には九州各地より設計士さん、腕利きの棟梁たちが駆け付け、後進の指導に当たってくれました。
この取組は、検定を行って自他共に実力を知る、という意味合いもありますが、なにより全国の名棟梁たちから
これが最大の魅力ではないかと個人的には感じます。 もちろん、この検定で一度教われば出来るわけではありません。日々の精進が必要ですが、この機会は今後の職人人生にきっと役立つはずです。
近いと思います。
4年目となる大工育成事業 「令和の大工棟梁検定」
今年度は全国19会場で実施されます。昨年に引き続き2回目となった宮崎会場は9月15日に開催です。
昨日、その練習会を行いました。
仕事が終わって、また学生さんの参加もあり学業終わりでの皆さんつかれている中での参加。向上心に感心します。当協会の事業者会員さんも仕事終わりに協力してくださり、感謝です。
検定名通り
「大工棟梁」
を育てる事業で、技能面以外でも挨拶や服装、道具の手入れなど基本的な事も習得するのが目的です。
もちろん、この講習、検定を受講すればすぐ身に着くという訳ではありません。普段からの心がけのきっかけになり、継続してくれればきっといい棟梁になるはずです。
今回参加してくれた受講生は皆良い棟梁になる素質十分でした!
日向市にて無事、上棟式が行われました。
今回は仏式での上棟式。初めての経験。
そして、家は施主さんの強い希望により
「ブルックリンスタイル」
最初は???でしたが打ち合わせを重ねいろいろ見るうちにそのスタイル!わかってきました。すでに頭の中では完成です!
11月完成を目指して精魂込めてお仕事いたします。
門川町須賀崎の建て替え工事に伴う「取り壊しの儀」を執り行いました。2階建て2世帯住宅。来年1月完成予定です。、
7月11~12日にかけ、観光庁さん、内閣府歴史的資源を活用した観光まちづくり専門員さんに新富町、延岡市、日向市を視察頂きました。
富山県南砺市へ茅葺の研修へ行ってきました。そこで職人について少し考えさせられました。
茅葺職人って特殊な仕事なんでしょうか?
五箇山では茅葺は特殊な仕事ではないんですきっと。もちろん補助金はあるんでしょうが、会話の端々から茅葺が生活に根付いているのが伺えます。現に私たちが研修でお世話になった職人さん達はなんと!森林組合の職員さんです。雨などで茅葺の仕事が出来ない時は組合の仕事したり山師をしたりするんだそうです。
作業時は普通にお昼ご飯を食べ(当たり前か)10時と15時に一服し、 先にあの作業やろう、ここはこうしよう、材料上げてくれ~ってコミュニケーションとりながら作業し、、、、、 夕方作業終了。
作業形態としてはいたって普通。
むしろ私達と同じで驚いたんです。
五箇山では、人数こそ少ないものの茅葺職人は「特殊な仕事」ではないんだと感じました。
では、全国的にみた茅葺職人って?
そりゃ、もちろん特殊な職業でしょう。そもそも茅葺の家がない。建築基準法により市街地ではまず茅葺は不可能で、維持保全に莫大な金額がかかる。現代にあっている工法とはとても思えません。
しかし文化として残していく意義は大きいんじゃないでしょうか。昔は「結」により伝わってきた茅葺屋根の文化。文化財などとして、また日本独特の原風景として残さなくてはいけないと思います。
しかし、しかしです。伝統的な茅葺屋根を残せばよいのでしょうか?それも確かに大事です。でももっと重要なのは元来伝わってきた「結による」茅葺ではないのでしょうか?地域の人たちが関わりあい、一つの目的に向かい作業をする。茅葺は特殊ではないんです。
だって、地域の材料でその地域の人たちが「結」でやっていたんですもの。 しかし今、「結」は田舎からもなくなろうとしています。
お互いを助け合い、共に生きていく。「結」
んで、茅葺職人って、全国的にみたら、、、、、
やっぱり特殊です。今は特殊な職業と言えるでしょう。(少し前までみんなでやっていたのに)
で、考えました。大工って?
今はまだ特殊な職業ではないでしょう。が、分業化はますます進み「大工は木工事のみ」はまだ良い方、「ボード張り」が主な仕事というパターンは主流となりつつあります。 木を読み、規矩術を駆使し墨付け、鑿や鉋や鋸を使い刻む。
大工の基本でしょうが、それが出来る大工さんは確実に減ってきています。じゃあ、大工って? 考えさせられます。
少し前まで普通に行われてきた墨付け・刻み、は特殊な仕事となりつつある気がします。 なぜなら、それをやる人が確実に減ってきているからです。
木造建築に関わる者としてこの現状を見て見ぬふりをしたらいけないとはずです。 現代の大工のあり方も必要です。プレカット工法も現在の建築業界の中では重要な役割を果たしています。ボード張などの乾式工法も現代に合っていると思います。
でも、墨付け、刻みが出来る大工職人も、湿式工法で仕上げることが出来る左官職人もいるべきだと感じます。
大工がいなくなる=日本の住文化がなくなる。位の事だと思います。
では、今私たちに出来る事って。。。
今、私たちが出来る事、やらないといけない事。 それは次の世代の育成ではないのでしょうか。
今の60歳代前後の職人さんたちがいるうちに、その技術を20代30代の若い職人さんに受け継いでもらう。 私達がやらないと、今やらないとあと、10年たったら手遅れになりそうな気がします。
茅葺き職人のような特殊な職業になる前に、大工や左官の育成を行い、先代から受け継いだ技能を発揮する機会(現場)を出来るだけ増やして次につなげていく事が大事だと感じ始めました。
今年で第4年目となる大工育成事業「令和の大工棟梁検定」 未来の棟梁を目指す大工さんや学生さん、推進企業を通じて無料で参加可能です。
こういう検定会も必要ですし、普段からの育成も大切です。大工や左官に代表される様に本来一番身近にいるべき職人さん。特殊な職業になる前に次につなげないといけません。
3階建ての木造住宅ですが、ようやく最終盤を迎えました。苦戦しました(笑)
2階建てと3階建ての大きな違いは、構造計算をするかしないかです。3階建てになると構造計算が義務付けられます。2階建てまでは筋違の量を計算する割と簡易的な「壁量計算」で設計が可能です。
後は材料の荷揚げ。2階建てとワンフロアーしか変わらないのですがこれが意外と大変。工夫して荷揚げしてくれた現場の職人さんたちに感謝しかありません。
完成まであと一息です。
門川の住宅も基礎コンクリートを打設する準備が整いました。
今回は構造計算を行い長期優良住宅の認定を取得しており、国の補助金をもらいます。そのため通常よりかなり丈夫な基礎です。
第三者機関による配筋検査も無事終わり、型枠工事も完了。
長持ちする家が出来るよう、丹精こめてお仕事させて頂きます。
ジャパトラ3月号が届きました!
今月も見どころ満載。
巻頭特集は「童謡100年を想う」
古民家ライフは、滋賀県米原市!素敵な街みたいですね!
森久美子さんの連載小説「木は生きている」敏昭さんの第3話!
そのほか、古民家活用事例や松山での取り組み!
そして!日向市の若手大工さん2名が、「未来へつなぐ!」に登場!
ジャパトラ見かけたらぜひ、手に取ってお持ち帰りください!
昨日は上棟式を行いました。
天気にも恵まれ、無事上棟式ができました。
無事に上棟できたことを感謝し、神主さんに御祓いをしてもらい、家内安全、工事の完成を祈ります。
そして!よく乾燥した太鼓梁が、良い感じに納まりました!
お施主様、おめでとうございます。そしてこれから、宜しくお願い致します❗️
離れの建物を解体し、土壁の土を採取してから一年以上がすぎてしまいました。
自宅に中々手が回らず伸び伸びにしてしまいました。
古い建物の土を採取し、藁や追加の新しい土を入れ発酵させる時間が必要だったのですが時間をおいたおかげで(笑)良い土になっています。
まず、左官の黒木清貴先生から説明を受けお手本を見せてもらい、いざみんなで挑戦。
えつりと言われる竹小舞を編む作業からスタート!
二人一組になり対面での作業。「次はそこじゃない!こっちから通して!」「もっと強く引っ張って!」「間隔が広すぎる!」などなど子供たちすごいですね。ちゃんと自分たちで工夫やコミュニケーションとりながら上手に竹を編んでくれました。
土を再度撹拌する作業。昔みたいに素足で踏んで撹拌してもらいました(この作業子供たちに大うけ!)
そしてコテで土を塗る作業。これが難しい!みんな悪戦苦闘しながら塗りました。
特に宮崎ではほとんど残っていない土の文化。伝建地区などの特別な地域だけでなく一般の住宅や古民家にも普通に使えるようになれば良いなと思います。
原料が「土」と「わら」と「竹」。
解体しても地球に還る。環境にも人にも悪いはずがありません。
参加くださった皆様、協力したくださった皆様、楽しい時間をありがとうございました!
土壁ワークショップを開催いたします。
今回は土壁の下地となる竹小舞をあみ、実際に土壁を塗っていく作業となってます。
築120年の古民家の「土壁」を再利用する過程を実感しませんか?
日時:平成30年3月28日(水) 10:00時〜(当日作業時間は2時〜3時間)
場所:宮崎県日向市大字塩見6935番 定員15名
※詳しくはPDFファイルを参照ください。